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竜の要望により、食堂へと向かうことになる。
鳳先輩は食堂に向かう最中も気軽に話しかけてくれた。
「今日は初日やったろ?担任誰や?」
「あー…、竹里先生です」
「臣ちゃん先生かいな。そら楽そうでええなー」
あの先生、そんな風に呼ばれてるんだ。あんまり生徒に興味なさそうな先生だけど…。
「だるそうな感じで、殆どまともに話してくれませんでしたけど…」
「臣ちゃん先生はええ先生やで。興味なさそうにしとっても、ちゃんと生徒の事見てくれとる」
鳳先輩は真剣な目で、でも緩やかに笑いながら言った。
何かこの人って、話しやすい雰囲気がある。
普通ならこんなイケメン、気後れしそうなんだけど…。空気の作り方が上手いのかな?
「竹里先生のこと、よく知ってるんですね」
もしかして…生徒×教師!?
それはありかも!!
「去年の担任やってん。あと、顧問もしてくれよるしな」
「顧問…?」
何か部活をやっているのだろうか。鳳先輩の雰囲気からして運動部かな。
でも竹里先生が運動部の顧問をやりそうにはないんだけど…。
「せやで。執行部の顧問や。あ、律はもう部活決めとる?もし良かったら執行部入らんか?」
「執行部…ですか?」
「入りたい部活あるんやったら無理にとは言わんへんけど。けっこうおもろいで、生徒会執行部」
そう言ってにかっと笑う鳳先輩。
しかし俺の目にはそんな先輩が半分目に入らない程の衝撃を受けていた。
生 徒 会 執 行 部 だ と !!??
もしかして、あのワイルドでアダプター的な感じに学園を掌握するのか!?
実は鳳先輩は裏でヤーさんと戦ったりしてるのか!?
ということは、鳳先輩には依存対象である猫系の相方が居るはず!!
「あの、つかぬ事お聞きしますが、いつも一緒に行動している 猫系な雰囲気の方などはいらっしゃいますか!?」
物凄い勢いで迫る俺に、鳳先輩は少々驚いていたが、気にしない。
「あ、ああ。おるで。猫目で正確も猫っぽいやつが。どっかで噂でも聞いたん?」
っっっっっっしゃーーーーー!!!!
やっぱり居た!!
ということは、鳳先輩の相手はその人か!!
うは!!萌えが止まらねぇwww
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