第1章

2/11
前へ
/40ページ
次へ
世界の王を意味するディオスという言葉を、最初に使ったのは、ナイムラディオス、またはニムロディオスだ。 Nimrodios ナイムラディオスには、3人の息子がいた。ヘリカンディオス、アクタイディオス、サトルバーディオスだ。 時代が下り、ディオスという言葉が広まった頃、ある旅人がトルコに行くと、そこではディオスをデオスと発音していた。 旅人が、トルコの隣に行くと、そこではディオスをゼウスと発音していた。 そこで思わず、旅人は 「それ、ゼウスじゃなくて、ディオスだよ。」と、言った。 「ジオス?」 「いや、ジオスじゃなくて、ディオスだって。」 「だから、ジオスって言ってるでしょ。」 「えっ?、………ちょっとディーディーって言ってみて?」 「ジージー?」 「ディンディンとか」 「ジンジン?」 「………うーん、まあ、ゼウスでいいかな。」 時代がさかのぼって、 ナイムラディオスの息子のサトルバーディオスは、フランスに大規模な葡萄園を造り、 ワインを造っていた。 サトルバーディオスの父親は、ナイムラディオスだ。 父親のことを、パテルという。だから、ディオス・パテルだ。 それが、ディス・パテルとなった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加