日本への船旅すぐ帰る。

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ユードハー・テュール・ポルバースは、足や腰を怪我、あるいは痛めていたことがある。 そのとき、ユードハー・テュール・ポルバースは、杖をついていた。 杖の数は1本だった。そして、足の数は2本。合わせて3本。 だから、ユードハー・テュール・ポルバース自身が、トリプースだった。(トリプルの3、プースは足のこと。) だから、二つ名的に言うと、トリプースのユードハー・テュール・ポルバースだ。 この、3本の足というのは、スフィンクスのなぞなぞに関係がある。 それで、スフィンクスといえば、 スフィンクスの顔のモデルは、ユードハー・テュール・ポルバースの娘のヘレンだった。 (人の頭のスフィンクスのうちの、性別が女性のスフィンクスの場合だ。 動物の頭のスフィンクスや、性別が男性の場合は、もちろん、ヘレンの顔ではない。) 確実とは言えないが、おそらく、スフィンクスのなぞなぞを考えたのは、ヘレンだと思う。 ヘレンの父親のユードハー・テュール・ポルバース自身が、怪我をしているときに考えた可能性も、もちろんあるし、 ヘレンの夫のマクシミリアン・ルードヴィヒが考えた可能性もある。 マクシミリアン・ルードヴィヒの部下のランプティナコス・ウーサーが考えた可能性もある。 結局、誰が考えたのか、わからなくなってしまったが………。
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