第1章

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時代がさかのぼって、 サトルバーディオスは、フランスに大規模な葡萄園を造り、ワインを造っていたが、サトルバーディオス自身もいろんな作業をしていた。 サトルバーディオスは、式典のときに着るような、世界の王としての、 豪華な服を持っていたが、 まさかその服でワイン造りの作業をするわけはなく、シミがついてもいいような、庶民が着る服で作業をしていた。 サトルバーディオスは、顔が地味なので、庶民が着るような服を着ていると、まるっきり庶民のようだった。 だが、庶民が着るような服を着ていても、世界の王の雰囲気を持つ、格好いい男が、その葡萄園にいた。 彼を仮に " ディオス・オーラ "と呼ぶ。
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