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と言っても、私にまで火の粉が飛んで来たら面倒だ。 文句を言っても仕方ないから、この状況を何とかできる打開策だけは考えておく。 行動に移すかどうかは勿論、別だ。 意味不明だった状況は、今現在も喚き散らしている不良共のお陰で大体の理由は解った。 白木があの不良の女の足を踏んでしまって、難癖付けられている …………こんなの自分でどうにかしろよ。 呆れを含んだ目を向けたら、不良3人の内の女が私の視線に気付き、嫌な目つきで睨み付けて 「何か、文句あんの!?」 と、怒鳴った。 いきなりのことに驚いたが、ボディーガードが2人居るからって、強気なやつだ。 残りの2人も女が怒鳴ったことで私に気付き、全員が此方を向く。
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