二億円の恋【１】

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「えーっと、お風呂は無しで良いって事ですか？」

「そうなるな」

「…わかりました」

私的にはお風呂に入りたいけど、この人が言うなら仕方ないよね。

男は立ち上がると、ベッドサイドに置いてある鞄を手にするとテーブルの上へと置いた。

「…あの」

「此処に一億用意してある」

「…一億」

その言葉に思わず固唾を飲み込んでしまった。

男は鞄を開くと札束を次々にテーブルへと広げる。

何してるのこの人…？