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「…折角ですが、お断りします」 「だろうな」 「お気持ちは凄く嬉しいですけど…すみません」 「お前に拒否権はない」 「…え?」 「無理矢理にでも連れて帰るつもりで来たからな」 「そ、そんなの困ります!さようなら!」 見知らぬ男の無表情に寒気を覚え、鞄を手にすると部屋から飛び出した。 …怖い! 何されるかわかったものじゃないし、何か事件に巻き込まれる前に逃げなきゃ。 小走りでホテルを飛び出した。
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