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「これは餞別だ。受け取ってくれ」 「…いいんですか?」 「勿論。それともし、行く所に困ったりしたらいつでも連絡して来てな。嬢としてではなく、普通に面倒くらい見れるから」 「有難うございます」 「頑張れよ」 「はい、頑張ります」 オーナーは車を走らせ去って行った。 餞別だと貰った封筒の束からは、分厚さからして百万くらいだと思う。 今のオーナーは人が良すぎるくらいで、何かと面倒を見てくれた。
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