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「きゃっ!?」 「強行突破するしかないな」 「な、何して!降ろして!」 「諦めろと言った筈だ」 不意に身体が軽々と浮いたかと思うと、男の肩に担がれ無理矢理車へと連れられる。 男の背中を必死に叩くものの、全くびくともせずで呆気なく車へと放り込まれてしまった。 信じられない! 警察署の前でこんなに堂々と連れてくなんて、やっぱり怖い人としか思えない。 …どうしよう。 …逃げたい。
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