二億円の恋【１】

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次に向かったのは、もう一つのホテル。

車で送迎して貰い行き着いた先のホテルは、ラブホテルではなく普通のホテルだった。

大概の人はラブホテルなのに、こんな高級感溢れるホテルに呼ばれる事は数少ない為、余程のセレブだとみた。

聞いていた番号の部屋の前に到着すると、ドアをノックし中からの反応を待つ。

暫くしてドアが開かれ、目の前に立つ男性へと視線を向けると、想像していた男性と違った事に驚く。