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そんなこんなで、ダンジョンを作る事にした神様にダンジョン大会のルールを教える
「ルールは簡単です。一つ目、最初はレベル1の人型生物で直接創造した生物は不可。なお記憶は封印。これは初期からチートだと卑怯かつ面白くない、との理由ですね。なので、何処かから誘拐、もとい今創ってある世界から見繕う必要がありますね。
二つ目、天界の生物はダンジョンマスターになれない。ただしダンジョンモンスターとして召喚された場合は下級、中級天使のみ可。上級天使以上の直接の干渉は禁止。これは不正を防ぐ為ですね。
三つ目、大会登録出来るダンジョンマスターは1人。これはダンジョンマスターが死亡、またはダンジョンマスターを辞めた場合は、また新たにダンジョンマスターを登録出来る様になってます。
ただし、レベル1から作りになります。
以上がルールです。それでは早速ダンジョンマスターを作りますか?」
神様は長ーい説明を聞いてウンザリしていたが、その言葉でウザい位にテンションが上がる
「やるやる!やっちゃうよー!ワシをバカにしたこわっぱ共の度肝を抜くすんばらしいダンジョンにするんじゃー!」
こいつ、本当にルールわかってんの?的な空気が大天使達の間で流れている事に気づかず、神様は自分の創り出した世界から良さげな者を探している
「どの子にしようかなー?人間は一番面白い動きをするから楽しいんだけど、初期能力が低くてすぐに死んじゃうしなー。龍人は気難しい奴が多くて個体数は少ないし、獣人は初期能力はそこそこだけど脳筋が多いし、魔人だと無差別攻撃しちゃって速攻殺されそうだし、悩むのぉ!」
とか言いながら結構楽しそうにしている神様をみて、退屈しのぎの天変地異はまぬがれそうだと胸をなで下ろす大天使達。
「では、私は大会に登録してダンジョンコアを貰いに行ってきますね。」
そんな大天使の声に返事もせず、悩みに悩んだ末、神様が決めたのは...
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