エピローグ

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. 「逢いたかった…」 彼は両手を広げ、私達を逞しい腕で包み込んだ。 「…愛してる」 やっと悪夢から解放され、愛する人のぬくもりに触れ、涙が頬を伝った。 初夏の風が、抱き合う私達をラベンダーの香りで包む。 「三人で幸せになろうな」 「…はい」 私の背中に回された… 恋人の右手には… 小さな…痣…。 .
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