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一人一人が自己紹介をする。私はその声を聞いて、必死に見極めようと声を覚えた
「……ん?オイ、起きろ雪房!お前の自己紹介終わってないぞ!!」
あっ、まだ居たんだ……
「……ん~、雪房……だよ。冬の神……zzZ」
「寝言で自己紹介すんな!」
ある意味凄いけどね……
香衣は苦笑いをしながら、不思議なことを感じた
またあの懐かしさを香衣は胸の奥で感じていたのだった
……何だろう、このどこか懐かしみを感じる感覚は……
けれども香衣がいくら思い出そうとしても、ただ頭痛が激しくなるばかりで一向に思い出せない
次第に、思い出せない自分に苛立ちを覚えるしまつ
「……大丈夫。焦らないで」
その声は春乃の声だった
香衣は悟られたことに驚いたが、フッと苦笑いを浮かべスケッチブックに「ありがとう」と一言だけ書いた
〈あの、そろそろ寝ますね〉
私がそう書くと、4人は「分かった。お休み」と言ってくれた
………一和以外にお休みを言われたのは、初めてかもしれない
その日、私はとてもいい気分で寝れた
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