第2話

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次の日 香衣は朝早くから起きていた 小鳥たちが気持ちよい音色で鳴いているなか、香衣はただボーッと自分の布団を見ていた ……昨日のあれは、夢じゃない、よね? ………………あの人達、自分を神様って言った?言ったよね? 本当に神様なの?でも自分で神様とか名乗る? いやいや、怪しいって! 私に見えないようにしてからかってるんだ、きっとそうだよ ……だって、神様なんて居ないもの…… 香衣は何故か、そう自分に言い聞かせていた まるで神様を信じていないように…   「…っ衣………香衣!」 ハッとして私は前に座っている一和の顔を見ると、一和が心配そうにこちらを覗いていた 「大丈夫かい?さっきからぼうっとしているようだけど…」 〈大丈夫。昨日はよく寝れたから、多分寝過ぎなだけだよ〉 私は一和に心配させないようにそう言うと、一和は「そうかい、そうかい。よく寝れたかい」と嬉しそうに顔に皺を作り笑ってくれた 「じゃあ、朝ご飯食べたら学校に行くんだよ」 〈うん。分かった〉 一和は食べ終わると、お皿を下げに席を立った 私はそんな一和の背中を見てホッと胸をなで下ろした 一和にはもう、心配かけちゃだめなんだから……もっと頑張らなきゃ 朝ご飯を食べ終えると、香衣は学校に行く支度を整えてから家を出た
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