第1話

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大丈夫。私は大丈夫なんだから 香衣は自分にそう言い聞かせた するとタイミング良くチャイムがなる それと同時にクラスの担任が教室に入り、朝のHRが始まった 「──では、朝のHRはこれで終わります」 「起立、礼!」 委員長が声をかけると、クラスが一気に騒がしくなった 今日もまた、今までと変わらない普通の学校生活をおくる………ハズだった ……カエ…カエ…………モウスグダヨ… モウスグデ……アエル…… モウスグデ……ムカエニ… ムカエニ……イクカラ……!! ───っ!? ……何、今の…………夢? 香衣は周りを見渡す しかし屋上に居るのは香衣一人 誰も、居ない……… うんん、居ないのが当たり前なんだ 昼休みになって屋上でご飯を食べていた香衣だが、その後の睡魔に負けてしまい香衣は眠っていた ……夢……にしては、ハッキリとしすぎているし……思い出すだけでゾワゾワと鳥肌がたつ 香衣は震える手や肩をなだめるように、しばらくの間震える手や肩を強くさすった
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