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「分かった。でも明日の野球部の試合までは参加して欲しい。せっかく練習したんだから、ねっ?」
「……分かりました。じゃあその封筒預かっててください」
納得はしていないような表情でしぶしぶそう言ってゆみちゃんは帰っていった。
結局辞めたがっている理由はよくわからないまま。
「ねー楓夏、お昼食べないの?」
教室の中から麻里の声が聞こえてくる。もうお昼休みも半分以上時間が過ぎてしまった。
お腹がぐーぐー鳴っているのに食欲は無くなっていく一方だ。
麻里の声に背中を向けて私はいつもの抹茶オーレを買いにいった。
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