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愛が暫くたかちゃんを待っていると、たかちゃんの家の方からこっちに走って来た男の人が見えたの。
愛はたかちゃんだと思い
「たかちゃん!!」
って叫んだの。
その男の人は愛の前で立ち止まったの。
よく見ると……
たかちゃんだった。
下を向きながら、息をしていたの。
全力で走って来た様子だったから、ものすごくハッハッハッって息をしていた。
「たかちゃん……大丈夫?」
愛は心配でたかちゃんの背中を擦りながら言ったの。
「……ん…はぁ……だ…大丈夫……」
「無理しちゃダメだよ!!」
「ありがとうな!!」
その時、愛はたかちゃんが右脇に何かまるこい物を抱えていることに気づいたの。
「……たかちゃん…これなぁに?」
愛はまるこい物に指を差して言ったの。
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