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次から次と近所の由里亜さんの友達が訪ねてきて、
一人で過ごして、一人でいろいろ考えてた自分が嘘のように楽しくて。
本来、人はこういうものなんだろうと考えた。
独りじゃ生きてはいけない。
私の世界が狭すぎて…
そんなことも知らなかったんだな…とか。
「カズはお隣さんで同級生。
物心ついたときから一緒に育ってきて、
幼なじみ。
この田舎から出たことがなくて、すっごいダサいけど、
いいヤツだから。
何か困ったことがあったらなんでも相談するといいわ。
自分のことのようにちゃんと考えてくれるから」
眠る前にそう言ってくれた。
本当にそうだと思う。
ここの人は私が知ってる人たちとはどこか違う。
夕方集まってきた由里亜さんの友達も、
私が妊娠中だと聞くと、わざわざ家に帰って、
妊娠中に着てたマタニティドレスを持ってきてくれたり、
妊娠中に着くCDを持ってきてくれたり…
あっという間にいろんなものが集まって。
ここに来た理由も何も聞くことなく、
普通に接してくれたのも、
すごく嬉しくて。
「由里亜さん…本当にありがとうございました…」
ちょっとウルッとしてしまう…
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