act.2

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年があけ、一輝19歳! 相変わらず、ガソリンスタンドで働く一輝だった。 ブォンブォン! いつもの様に一輝が出社してきた。 「おはようございます」 「おはよう一輝!ハチロク調子良さそうだな」 「おはようございます、店長! 最高ですよ! マフラーも変えたんですよ! フジツボっすよ!」 「ほう!一輝も一人前の走り屋だな! しかし、運転は気を付けろよ!」 「ハイ!安全運転を心がけてます。」 「それより一輝?なんでランタボに、しなかったんだ? あれ程、ランタボに熱をあげてたのに!」 「俺、まだ下手だから、、、ランタボは乗りこなせないんじゃないかと、、、それに、店長の友達の中古車屋の人に言われまして」 「そのハチロクも、アイツの店で買ったんだよな?」 「ハイ、店で免許取りたてでランタボは無謀だと言われて、まずはハチロクあたりで腕を磨けと、、、ランタボって、そんなに凄いんですか? でも確かに、そうですよね。 まずはハチロクでテク磨きからです。」 「一輝!なかなかの判断だぞ! ハチロク程、乗り手を育てる車は無いんだ! そのハチロクを乗りこなせ! 必ずハチロクは、お前の良い武器になるぞ、まして一輝は峠を目指すんだろ? ならばハチロクは、打ってつけのパートナーだ!」 「ハイ!頑張ります!」 その日から一輝は、1人で峠に通う日々が始まった。image=488023862.jpg
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