act.3

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数日後 学校の授業が終わり、一輝たちはファミレスに来ていた。 「祐一、なんだよ話しって?」 「晃!この前、走りに行った時に思ったんだけど、最近、チームみたいに連んで走ってる奴が増えて来たよな!」 すると聡が 「祐一!それを言うなら俺たちだって連んで峠を走っているんだ、同じじゃないか?」 「聡!だからよ!」 すると一輝が 「要するに祐一は、俺たちもチームにしようって言いたいんだろ?」 「一輝!それそれ! 俺たちもチームにして、同じステッカーを貼ったり、ジャンパーを揃えたりして走らないか? それに、一輝は、もうすぐ卒業だろ、一輝が高校生のウチに俺たちもチームを作りたいんだ!」 「祐一!お前にしちゃナイスな判断かも知れないぜ!」 聡が笑った すると晃が 「ステッカーなら、俺、作れると思うぜ! 知ってるだろ?俺のZに貼ってあるメーカーのステッカーとかは、俺、全部、自作してるんだ! チームのステッカーなんて訳ないさ!」 すると祐一は、はしゃぎ始めた 「だろ!それを思ってたんだよ! 晃なら、ステッカー作れるんじゃないかって!」 すると話しの行方を見守っていた一輝が 「祐一!こういうのは、どうだ! どうせチームを作るなら、あの風折峠をホームコースにして、風折最速チームを目指すんだ! すぐには、難しくても目標があった方が上達も早くなるってモンだぜ!」 すると祐一が 「一輝!待てよ! まだ先週の沢田の事を引きずってるんじゃないのか?」 「祐一!引きずってる訳じゃないが、俺は勝負もしないで負けを認めたくない! コッチからは仕掛けないが俺たちもチーム張るんなら、仕掛けてくる奴から逃げる訳には行かない! 勝ち負けじゃないんだ! 走り屋のプライドって奴だよ!」 すると聡が 「俺も、一輝くんの意見と同感だ!もっと燃えてみようぜ!」 「プライドか、、、 チームPRIDEってのは!」 祐一が、叫んだ! 「祐一!俺も燃えて来たぜ! チームPRIDE!最高じゃん!」 晃も燃えて来た そして、この夜に! チームPRIDE!が結成された! チームPRIDE! 早瀬祐一(20)マツダ RX7ターボ 赤石 聡(20)ホンダ CRX 小野塚 晃(19)日産 130Z 小島一輝(20)トヨタ AE86レビン 一輝ハタチの夏だった。
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