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チームPRIDEが始動してから数ヶ月後、、、
この頃から、県内県外と、あちこちの峠で走り屋チームが増えて来た。
そして、必ずと言って良い程、チームが走るホームコースを決め、チーム同士の対立も無く、他のチームと情報交換や、交流戦をしたりしていて、チームPRIDEも日に日に埼玉県内で知らない奴はモグリと言われる程の有名チームとなりつつあった。
その理由の1つとして、一輝の目まぐるし進化があった。
一輝がドリフトをマスターし、一輝のドリフトを見たいが為に、ギャラリーが増えだし、他の走り屋チームがPRIDEを見に来る事も多くなって来ていた。
そんな、ある夜の事だった。
ギュギュギュ!
「スゲー!なんだよ、あのレビン!初めて見たぜ!あんな、ドリフト!」
この日も、かなりのギャラリーが出ていた。
「祐一!」
「どうした晃?」
「一輝くんの、上達ぶりは?」
「確かにヒルクライムじゃ、まだ負けないが、ダウンヒルじゃ、この風折峠では、一輝には勝てないかもな!
晃、知ってるか?
一輝は、車の少ない朝4時頃に、この風折峠でトレーニングしてるんだぜ!」
「マジかよ!何の為に!」
「一輝いわく、朝ならコースや路面の状態も良くわかるからだと!」
すると聡が
「確かにな!一輝くんは、まずはコースの攻略から入った訳だね!
夜だと、分からない道路状況や路面の傷みも明るい朝なら見えるからな!
に、しても、一輝くんの上達は凄すぎるよ!あれは、天性の何かがあるよ!
もしかしてら、この風折のダウンヒルなら沢田に勝つことも、あり得るんじゃないか!」
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