14人が本棚に入れています
本棚に追加
晃と祐一は、学校が終わると一輝のスタンドに来ていた。
祐一は、一輝の先輩の塚田に沢田のチーム125の話しをした。
「沢田哲平?」
「塚田さん、沢田を知ってるんですか?」
塚田は、このスタンドでバイトから社員になり、やがては、この店の店長になる男である。
「沢田モータースの息子だろ?アイツのセリカは、かなり速いって有名だよな!
ほら、バイパスの所にMAGICってチューニングショップがあるだろう、あの店の看板車だよ!
MAGICはTRDの直系のショップだから、俺たちZオーナーの宿敵みたいなモンだからよ!」
すると晃が
「塚田さんの31ZRってマジにカッコイイっすよね!」
「そうでもないさ!RB20は、速くなんねえよ!
それより、あの沢田のチームと峠バトルするのか?」
すると祐一が
「そうなんだよ、一輝!
アイツら絶対に風折にも来るぞ、奴のセリカとヒルクライムじゃ話しにナラナイから、やるならダウンヒルだよな!」
すると一輝が
「祐一!俺に走らせてくれないか?」
「一輝!マジでやる気なのか?」
「俺さ、去年、あのセリカの走りを見てから、いつかは勝負してみたいと思っていたんだ!」
すると塚田が
「一輝!お前で大丈夫なのか?
祐一が走った方が良いんじゃないか?
いくらダウンヒルでも、あのセリカと、お前のハチロクじゃ勝負になんないぞ!
その点、祐一のセブンならターボだし良いバトルになると思うがな!」
すると、祐一が
「一輝、走ってくれるか?」
すると塚田がビックリして
「オイオイ!祐一!
今、言っただろ?ハチロクなんかじゃ、、、」
「やはり、一輝くんしか居ないよな!」
「晃まで!お前ら、どうかしてるんじゃないか?」
すると祐一が
「塚田さん、あの風折峠のダウンヒルじゃ俺たち誰も一輝に勝てないんですよ!
仮に沢田のセリカの戦闘力を100としたら、一輝のハチロクは50ってトコだけど、その差はダウンヒルならテクニックで縮みますよ!
奴らは、来週、丸伐ミッドナイトとバトルだ!
奴らが、来るまでの時間はあるんだ!
一輝、バトル前に車を壊さないでくれよ!」
最初のコメントを投稿しよう!