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チーム125
沢田哲平(20)セリカXX
片桐慎吾(20)スカイラインR30GTターボ
神田竜二(20)スタリオンGSR-V
大木大介(20)シルビアRS
翌週、丸伐ミッドナイトはチーム125に呆気なく惨敗した。
このバトルを皮切りにチーム125の快進撃が始まった。
県内の峠チームは、尽くチーム125に惨敗を記した、そしてチーム125は最終バトルを風折峠のチームPRIDEに決めたのだった。
ショップMAGICに、沢田と片桐が来ていた。
「哲平!次の相手は決まったのか?」
「慎吾、次が峠の最終戦だ!
次は、風折だ!」
「風折峠?あのPRIDEってチームか!」
「チームPRIDEは、俺が行っていた定時制高校の同級生の早瀬って奴のチームだ!」
「相手の車は、早瀬はRX7ターボだ!」
「ロータリー使いか!」
「だがよ慎吾、どうも早瀬が走る訳じゃないらしい、PRIDEはダウンヒルバトルで相手はハチロクと言ってきた。」
「ハチロク?
俺たちも随分とナメられたモンだな。」
「慎吾は、そう思うか?俺は、ちょっと違うんだ。」
「違う?」
「そのハチロクのドライバーは、俺は、良くは知らないが今や風折峠で一番のPRIDEが出してくるドライバーだ!
どれだけ、下りに自信持って送り出して来てるって事だ!
少なくとも、今まで通り様には行かないかもな!
PRIDE戦は厳しいバトルに、なるかも知れないぜ!」
その頃、一輝と祐一は、風折峠で最終チェックをしていた。
ギャギャギャギャ!ブォーン!
「どうだ、一輝!足回りのセッティングは!」
「祐一!さすがだぜ!
俺が組んだ足回りなんかとは、やはり違うぜ!
良く曲がるし、これなら下りでも思い切り踏み込めるよ!」
「しかし、一輝!
沢田のセリカにはパワーで負けるし、テクニックだって桁違いだ!
負けても誰も責めないし、最も、他のチームも全滅してるんだ!
無理は、しないでくれよ!」
「わかってるよ祐一!
俺だって勝てるとは思ってないが、どこまで食い下がれるかってトコだよ!バトルは週末だ!」
「そうだな一輝!がんばれよ!」
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