act.4

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そして、いよいよチームPRIDEとチーム125のバトルの週末が来た。 このバトルは、チーム125の峠バトル最終戦ってのもあって、かなり多い人数のギャラリーが集まった。 「早瀬!そろそろ始めるか!」 「哲平!チーム125は、お前が走るのか?」 「そうだ!PRIDEは!」 「俺が走る!小島一輝だ!よろしく!」 「お前が最近、噂になってる風折のハチロク、ダウンヒラーってのは!」 「さあ?誰が言ってるんだか? 俺は、知らないな!笑」 哲平は思った。 「なんだコイツの落ち着き様は? よほどの自信か、単なるバカか? どっちにせよ、勝つのは俺に決まってるんだぜ!」 すると沢田は、 「先行か後追いか?好きなポジションをお前が選べ!」 「俺は、後追いで行く!」 すると、祐一や晃が 「一輝、待て! オイ、後追いかよ、先ずは先行の方が良いんじゃないか? とりあえず一本目は先行で逃げ切れば二本目で負けても、、、」 「祐一! 俺は、二本目なんて考えてないんだ!俺は、この一本に勝負をかける!」 「でも一輝くん、一本目で振り切られたら終わりだぞ!」 「晃!そんな事は、わかってるよ!でも俺は後ろの方が集中出来るんだよ! 先行の方がプレッシャーも厳しいしな!大丈夫、きっと上手く走れるさ!笑」 そして、いよいよスタート! 「車、並べてくれ!沢田のセリカが先だ、後ろがハチロクだ!」 「5.4.3.2.GO!」 遂に、沢田のセリカXXと一輝のハチロクのバトルがスタートした。
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