act.4

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複合S字コーナーセクションを抜け、セリカとハチロクは、後半の連続ヘアピンセクションへと向かっていた。 ギャラリーの声 「オイ、沢田が煽られてるんかよ!あのハチロクは誰だ!」 「噂の風折のダウンヒラーだとよ!でもよ、もうストレートらしいストレートは無いんだぜ!ハチロクで、沢田のセリカを抜けるのか?」 先行の沢田! 「まさか、ハチロクにアオられるとはな、ダウンヒルはディープだぜ!だがコッチが有利なのに変わりは無い!ラストの連続ヘアピンから引き離し終わりだぜ!」 沢田を追いかける一輝! 「連続ヘアピンでスパートをかけるハズだ!だが、コーナースピードなら負けない!勝負はラスト2つ目だ!」 そして、2台は連続ヘアピンに! 「こちら、連続ヘアピン! もうすぐ来るぞ、スキル音が聞こえる! 来た! 先行は沢田だ!でもハチロクもピタリと張り付いたままだ!」 「連続ヘアピンを実況してくれ」 「わかった!」 連続ヘアピンのオフィシャル 「最初のコーナーだ!沢田がドリフトでコーナーに突っ込んだぞ! だが、ハチロクも負けてないぞ! しかし、凄いスピードだ!」 「あっ!沢田がスパートをかけた!次のコーナーまでに引き離すつもりだ!」 先行の沢田は、 「ここでスパートかけパワーの差で次のコーナーのインを取る! 次のコーナー抜けると残りのコーナーは二つだ、もう抜くポイントは無い」 後を追う一輝 「やはり来たな!だが、まだ負けない!」 「沢田がインベタで次のコーナーに突っ込んだ! 沢田はブロックに入ったぞ! しかし、ハチロクのスピードも落ちてない!どうなってるんだ! ハチロクは、まだ仕掛けない! 残りコーナーは、あと二つだぞ!」
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