未知への扉

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「…遥真、どうしたの?」 「…。凛、あそこにある部屋、誰の部屋だ?」 凛の家にある2階の部屋…その1つの扉から、嫌な感じがする…俺は指差して凛に聞いた。 「…あそこは、お父さんの書斎だよ」 「…中に入っていいか?」 「うん。…そんな真剣な顔しちゃって、どうしたの?」 俺は凛の承諾を得ると、感じる部屋のドアノブを回して扉を開けた。 真っ暗な部屋の中、俺には鮮明に見える…その部屋の壁…いた!…複数の化け物が固まって蠢いている部分を俺は発見した。 ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!… すぐさま、俺は左眼の能力を使う…紋章の照準を化け物に合わせて、赤い衝撃波を連続で放つ。 全部で4体…化け物達を全て消滅させた。 「…きゃあぁっ!…何!?…何!?…」 この時、俺の光る眼を凛は見てなかった…それよりも、凛はいきなり宙に浮かび上がった赤い紋章と宙を飛び交って消えた赤い閃光…それと音に驚いて声を出していた。
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