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「えっ!?好きな人いるんですか!?」
「えっ!?いるの!?」
遥真の答えは、いる…その答えを聞いて驚く凛と玲奈…黙っていた凛は閉じていた瞼を開けて、思わず驚いて声を出してしまっていた。
いる…遥真さんは好きな人がいる…私の高校生活終わったー…はぁ…あ~もう家に帰りたいよ…凛は落ち込んで、また俯く。
「うん。…凛ちゃん」
遥真は凛の名前を呟く。
「…。…はっ?」
凛ちゃん?…えっ!?…えええ!?…凛は遥真に視線を向けて、ぽかーんと口を開けっぱなしにする。
「俺の好きな人は、凛ちゃんだよ」
「…。えええぇー!?」
今、耳で聞いた言葉は、俺の好きな人は凛ちゃんだよ…確かにそう言ったよね?…少し沈黙して、頭の中でちゃんと理解し始めると、とてつもなく大きい驚きが押し寄せてくる…凛は教室全体に響くような大きな声を出した。
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