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凛に向けられる大勢の視線…その視線を今の凛は全く気にしない…というか、そんなのどうでもいい…これって現実なの?…喜びの驚きが大きすぎて凛は信じられずにいた。
「…遥真君?今、好きな人は凛って言ったよね?」
玲奈は再度、確かめるように遥真へ問う。
「言ったよ」
教室にいる生徒達は、凛、玲奈、遥真の3人のやり取りを見ている…そんな中、遥真は気にすることなくハッキリと答えた。
「…うわーお!?じゃあ…2人は両想いって事じゃん!!よかったねっ凛!」
「ちょっ…ちょっと玲奈ぁ…」
玲奈は隣に立っている凛の背中を叩きながら喜びの声をあげる…ああああ…それ言ったらバレるじゃん…凛は動揺を隠せない。
「あっ…言ってもうた。…でもさ、良い事じゃん(笑)」
凛が遥真の事が好きだという事が解かってしまう発言をしてしまった玲奈は自分の発言を笑いながら肯定する。
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