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「…まだ、なんか信じられないんだよね…夢?って感じで。…はぁ…」
つねれば現実だって解かってる…でも、まだ信じられないんだよ…それに、予想もしてなかった急展開…私、対応しきれないって…どうしたらいいのかも解かんない…あー…神様、私はどうしたらいいの?…好きって言えばいいのかな?…あー、そんなの恥ずかしくて言えないよ…ああああ…また頭の中で混乱し始める凛。
「…凛ちゃん?」
「…えっ!?…はい!…」
傍で自分の名前を呼ぶ甘い声…声がする方を見ると、そこには遥真がいる…凛は思わず返事をして席を立つ。
「話がしたいんだけど、今ちょっといいかな?」
「…あっ…はい…」
遥真の誘い…凛は考える暇も無く返事をした。
「行ってこーい。凛、ファイトだよ」
歩き出した遥真…座っている玲奈の顔を見ると笑顔で応援してくれている…凛は遥真の背中を追うように歩き出す。
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