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「本当だよ。…頭の中にも心の中にも、凛ちゃんがいるんだ…あの日からずっとね…。こんなに人を想うのは初めての事だったから、俺自身も良く解かっていないんだけど…今は彼氏彼女の関係になりたいっていう気持ちよりは、凛ちゃんの事をまだ何も知らないし、知りたいって思ってる気持ちが強いかな」
「…」
遥真が真剣な顔で答えた言葉…遥真さんも、私と同じだ…そうなんだよ…私も付き合いたいっていう気持ちより、今は知りたいっていう気持ちが強い…知りたくて仕方ない…もう、これって信じてもいいよね?…凛は夢のような現実を受け入れ始める。
「…私も、遥真さんの事が知りたいです」
凛は遥真を見つめて自分の気持ちを伝える。
「…凛ちゃん…。…ねぇ?帰り一緒に帰らない?」
「…はい」
笑顔の遥真…凛も笑顔を見せる。
キーン!コーン!カーン!コーン!…
校舎にチャイムの音が鳴り響く。
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