蕾の変化

13/13
前へ
/127ページ
次へ
それの繰り返しで、ゆっくりゆっくりと遥真の事を知っていき、凛も自分の事を教えていった。 中学だった頃、平凡だった毎日の繰り返しをしていた凛…高校になっても、その平凡な暮らしになると思っていたが、いきなり遥真という存在が生活の中に入ってきた…というか、何をしていても、頭も心も遥真の事で埋め尽くされていく。 もう遥真という存在は凛にとって、生活の一部となっていた。 限界の無い溢れてくる想い…また1つ、また1つと遥真を知る毎に、どんどん好きという気持ちは大きくなっていく。 中学の時に夢見ていた華やかな高校生活…自分が考えていた高校生活よりも、大分華やかな高校生活をスタートさせてしまった…もう毎日、心にある沢山の蕾の花が咲いたよう…今でも信じられないよ…でも、こうして遥真さんに会うと現実だって実感する。
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3421人が本棚に入れています
本棚に追加