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この日、そうなるっていうのは大体予想していたし、心の準備はしてた…初めてをあげるなら遥真君しかいない…大分前からそう思ってた自分もいたし、拒否なんて絶対にしない…むしろ、痛みと一緒に優しさと温もりを感じたし、心から幸せって思えた。
私は初めて、愛を知ったんだ。
誰にも遥真君を渡したくない…失いたくない…ずっとずっと一緒に居たい…この気持ち、遥真君も私と同じだったのかな？…きっと、そうだって信じてる。
…
クリスマスまで、後２カ月…私は遥真君に何をプレゼントしようか悩んでた…男の人にプレゼントするなんて、それすら産まれて初めてだし、何が良いのかも解からない…かと言って直接、何が欲しい？って遥真君に聞く事はしたくない…うーん…今時珍しいかもしれないけど、結局、私は手編みのマフラーを作る事にした。
暇な時間、編み物の教本を読みながら編み上げる…慣れない手つきで、一生懸命に…どうにかクリスマスまで、後１カ月っていうところで作りあげた…１カ月後のクリスマスに大好きな遥真が笑顔になってくれるか心配しながら、包装して大切に自分の部屋の中へ保管する。
１１月後半…とても哀しい出来事が起きた…それは…
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