未知への扉

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左瞼は自然と閉じる…片眼の俺から、嫌な感じは消えない…何故だ?…固まっていた化け物を排除した場所…そこには、壁に1つの絵画が掛けられていた。 「凛?この絵はお父さんのか?」 「…う…うん」 「一回、外すぞ」 俺は壁に掛けられた絵画を外して床に置く。 嫌な感じはこの絵画から感じる…絵画を額縁から取り出す。 絵画の裏側…そこには一冊のノートとSDカードが出て来た。 部屋の電気を点ける凛…一冊のノートの表紙には≪失踪者について≫と書かれている。 すぐさまノートの内容を簡単に確認する…そこには、未解決事件の失踪者を追っているような内容が書かれていた。 年間未解決者の約1万人が、ある場所に送られている?…どういう事だ?…理解出来ない内容。 「…凛?…そこにあるパソコン使っていいか?」 「…うん」 書斎の中にあったパソコン…その電源を入れて、SDカードを挿入する。
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