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十三人。
十三人の理由は、一人目然り至極くだらないことである。
ついでにいえば、死にたいけど自分では死ぬことができないという小心者。
そんな迷い人にも思うことがあり、利用価値がある。
例えば、だ。
一人目の迷い人の場合、理由(・)と利用法(+)
・浮気
・悪口
・友人との喧嘩
+ファッションモデル
+写真家
+猫カフェの店員
+トリマー
それらはこんなにある。
が、こんなにくだらないことでもある。
この迷い人には、学力が足りない。
だが動物、特に猫が好きな愛猫家。
二人目以降を挙げるとキリがないので省くが。
つまりそういうこと。
何と無く問題も解決し、さらに自分のなれる将来も提示すれば死ぬ理由は無くなるのだ。
「さて、迷い人の皆様お疲れ様です。」
『っつかれー。』
『面白かったよぉー。』
パチパチと拍手が送られる。
「そこまで。次に、聞こう。」
「迷い人の皆様がお考えになられていることは存じ上げません。」
「まだ、死亡願望がある?」
「それとも、イキタイ?」
壊れたかのような笑みを浮かべ、首をかしげる現支配者に背中を冷たいものが流れる。
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