第一章

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「お待ちしておりました、迷い人の皆様。」 暗い、一つのライトが点いた部屋に声が響く。 「本日も皆様を“出口”まで導くことができますよう、お祈り下さい。」 パッ、と全ての照明が点く。 「今こそが始まりの時、そして終わりの時。是非ともお楽しみいただけるようこちらも全力を尽くさせていただきます。」 突然の浮遊感。 「頑張ってくださいね。一番目の訪問者、ケイさん。」
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