第1章

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 一般家庭では特にペットが飼える環境にある方には 絶対に起こらない問題が、我が家にはあったのです。 家族の反対?まぁ、そういう見方もできるかも。  これ、隠していないのですが、ほとんどの人が 信じないことなので、気にしていませんでした。 同時に信じた人(漫画のアシスタントさん、担当編集さん) にも、弊害がない。というか、むしろ今や重宝されている そういっても過言ではない人物が。否、猫物がいるのです。  何を言ってるんだ、オマエはと思われるでしょうけど。  実は我が家では過去に完全な三毛猫の♂4歳を飼ってて、 色々あって、その三毛猫【ライト】は、他界したのですが、 どんな奇跡が起きたのか。本人によれば、上書きするように 私の前に再生して帰宅したのです。  解りやすくいうなら生き返ったって事。ゾンビではなく。 ただし、少々違っていたのは【ライト】は、生前と違って 人間語を理解して、会話出来て、二足歩行して火も怖がらず いまや、私の普通の家族になっていて、漫画のアシとしても 大活躍しているという、ありえない環境なのです。 (経緯は最後に【ライト】のリンクを貼って置きます。)  ただ、ライトは私のパートナーとして最高の友なのですが 何か私に飼い主への敬意以上の、忠誠心のような態度があり そこへ私が新たに、この仔猫を連れ帰った場合。  どう思うのでしょうか。  ライトは物凄く。多分ですか世界でも五本指に入るほどの 忠猫です。故に、私に甘えないように努力しています。 でも、私にはそれが寂しかったのです。  彼が努力するほどに、私は頼って貰えなくなっていく。 いつしか、私がライトに依存していたのかもしれません。  そんな時、この天使のような仔猫と出会いました。  そして、医院を出て薬を頂き家路に帰る間までに 名前まで決めていました。浮かれまくっていました。  命名【ビビアン】雑種♀推定1歳、牙歯以外無しガリガリ。 この女の子を最高のレディにしてみせる。そして同時に 絶対にそのアドバイザーとして、ライトは応えてくれるって。  そう思っていたのです。人間の浅はかな考え故に。  帰宅しました。ライトに買い出しに行く(主に酒)と言い、 連れて帰ってきたのが、仔猫のビビアン。ライトが出迎えて くれた様子をそのまま言うと。  ドアを開け。「おかえりなさいませ!メメ様……?」
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