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「これは……かまいたちか…？」
かまいたちとは、風の力を刃にして対象を切り裂くもの。
だがなぜ今…
「さっきの竜巻といい、どうやら偶然起こったというわけではなさそうだ…」
そして、ファルコンは一つの結論に達した。
「貴様…マジックナイトだな」
「知らねえよそんなことは」
「ふん、イアランが貴様を育てていた理由がわかった。風を操る魔力、ウインドの能力か…イアランに人工マジックナイトを生み出す手段があったとは思えん。どうやら貴様は生き残りのようだな」
切り裂かれた肩口から血を流し、苦悶の表情を浮かべながら解説するファルコン。
「だが私はナイトビリジアンの選ばれし騎士、イレブンの一人。若造に負けるわけにはいかん」
再度気合いを入れ、赤いオーラを発する。イアランとの闘いでも使った、スキルストライク、パワーとスピードが上がる能力だ。
「剣技では私にかなうまい！接近戦でカタをつけてやる！」
そしてファルコンは、猛烈なスピードでクリアスに襲いかかった。
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