恋愛嗅覚

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「キレー!!!」 「ホント、綺麗!!」 今日、私と奈美は望愛の結婚式の衣装合わせに付き添っている。 望愛とモンスターの結婚式の招待状は既にもう受け取った。 望愛の手作りで、招待状を見ただけで幸せになれるような素敵なデザインだった。 あれから、モンスターはあの時の言葉通りに忙しく駆け回り、社内にいないことも多かった。 それを見越していたモンスターは私と奈美を社長室に呼びつけ、私たちに再び頭を下げたのだ。 望愛の体調の面などを気にしながら、心身共にサポートしてやってほしいと。 あの時モンスターは 『貸しはちゃんと返すから』 そう言っていたけど、 私と奈美にとっては これは全然貸しなんかじゃない。 望愛のためなら 何でもするよ。
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