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すると、望愛がくすくすと笑い出す。
「…何よ?」
「…何?」
いつもどおりに理央と私の声が重なった。
望愛は私たちを尻目に最後に焼けたハラミをゆっくりと頬張った。
そして、満面の笑みを浮かべた。
「だから…何なのよ?」
「何なの、その笑い」
「だって…理央も奈美も、自分たちはガツガツいく肉食だって言いながら…いざとなったら…かわいいんだもん」
私と理央は顔を見合わせた。
そして、同時に顔を染めた。
けれど、すぐに勢いよく望愛を向く。
「望愛に言われたくない!!」
「望愛には言われたくない!!」
「ちょっと、奈美、ビール頼も!こうなったら望愛に気なんか使わないんだから」
「頼も。頼も!ってか月曜なんて気にしてらんないし!」
私たちはいつもの調子を取り戻した。
「てかさ、私たちのことより、望愛でしょ!?望愛!!」
番外編第5弾につづく…
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