38人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫ですか?ヴァン先生」
すると、さっきリオナとクロードのケンカをとめに入った女性教師が話しかけてきた。
「ミレア先生…はい、大丈夫です」
この女性教師の名はミレアというらしい。歳は20代前半で、ヴァンよりも少し若く、きれいな女性だ。
「クロードくん、さっきリオナさんとケンカしてたんですよ?」
「リオナと?騒ぎってのはそれだったんですね。止めてもらってありがとうございます」
「いえ、それはいいんですが…クロードくん、相変わらずですね」
「僕のクラスはどーも個性的な生徒が多いみたいなんですよね。不安で仕方ないですよ」
「先生、今日授業が終わった後、お酒でも飲みに行きませんか?私も聞いて頂きたい話が山ほど…」
「い、行きます行きます!やったー!では、授業いってきます!」
ヴァンは大人とは思えないほど無邪気に喜ぶと、やる気満々にしながら教室へ走っていく。
ミレアはそれを見てクスッと笑い、自分も自ら持つクラスへと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!