一章

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さぁてリベンジだ。 こちらの体力は12分の1。 結構いいのをもらってしまったからな。 仕方ない。 ボアも突っ込んでくる。 スキルを使うか。 ストラァイク! 叫びとともにソードを思いっきり振りかぶる。 ちなみにスキルの名前を言わないと発動しないことは確認済みだ。 決して痛い子ではない。 ゲームの中だから痛い子扱いにはならないだろうが。 ボアの突進が直撃する瞬間に合わせて切り落とす。 衝撃を抑えきれず、そのまま後方に吹き飛ばされる。 土の感触、口の中がざらざらする感触、リアルだ。 ゆらりと体を起こすと、倒れたボアがいた。 「やるじゃないか。新米冒険者! 君もこれで立派な冒険者だ。 これから、SoRの世界を存分に楽しんでくれ!」 トリドールがそう言いきると、体が光に包まれていく。 「いいSoRライフを!」
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