第四話 女二人で

12/36
前へ
/36ページ
次へ
マスターがニコリと笑って。 「涼子さんお気に入りの、ハンター・カクテルです」 「ハンター?」 「そうです。ハンター、狩りをする人のカクテルです」 「美味しいわよ。一口飲んでみる?」 涼子がグラスを亜紀の前まで滑らせた。 「赤い色が血に似ているけど、 甘くて女性好みのカクテルです。 亜紀さんもファンになるはず」 亜紀が飲もうとしてグラスを上げると、 マスターがそう話した。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

370人が本棚に入れています
本棚に追加