第四話 女二人で

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口に含んだ。 チェリーの味がして、強い香りが鼻から抜け。 甘さが亜紀の舌を喜ばせた。 マスターと涼子に感謝を伝えようとすると。 入口のドアが開いて男性が二人入ってきた。 「しばらくの間、二人で楽しんでくださいね」 マスターは二人に断って、男性客のほうへ向かった。 保温器から、おしぼりを二つ取り、 彼らの前まできて、 ドア近くのスツールを手で示し。彼らはそこへ座る。 マスターが広げたおしぼりを渡すと、 三人の談笑がはじまった。
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