370人が本棚に入れています
本棚に追加
涼子はつぎの一枚をめくろうとした。
「もう、見ないほうが・・・」
「自分の写真を見るように言われているの」
「それは命令?」
「いいえ、マスターと二人で決めたこと」
亜紀と涼子から離れたところで、
男三人が笑い合っていた。
涼子の気持ちを逆撫(さかな)でるような声。
チラッと涼子の瞳が泳ぎ。
マスターを見つめた。
亜紀も振り返り。マスターに目をやった。
マスターが二人の視線に気付き。
いつもの笑顔で亜紀と涼子に目を合わせた。
最初のコメントを投稿しよう!