第四話 女二人で

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涼子はつぎの一枚をめくろうとした。 「もう、見ないほうが・・・」 「自分の写真を見るように言われているの」 「それは命令?」 「いいえ、マスターと二人で決めたこと」 亜紀と涼子から離れたところで、 男三人が笑い合っていた。 涼子の気持ちを逆撫(さかな)でるような声。 チラッと涼子の瞳が泳ぎ。 マスターを見つめた。 亜紀も振り返り。マスターに目をやった。 マスターが二人の視線に気付き。 いつもの笑顔で亜紀と涼子に目を合わせた。
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