第四話 女二人で

2/36
370人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
亜紀が『蜃気楼』のドアを開けると、 マスターはカウンターに座る女性と 楽しげに話をしていた。 いつものドアに近いスツールに向かう。 「いらっしゃいませ」 マスターがピッタリ耳に届く声量で歓迎した。 客の女性に頭を下げてから、 マスターは亜紀に向かって歩き出した。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!