第四話 女二人で

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亜紀が『蜃気楼』のドアを開けると、 マスターはカウンターに座る女性と 楽しげに話をしていた。 いつものドアに近いスツールに向かう。 「いらっしゃいませ」 マスターがピッタリ耳に届く声量で歓迎した。 客の女性に頭を下げてから、 マスターは亜紀に向かって歩き出した。
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