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目が覚めたのは
窓の外がようやく明るくなってきた頃だった。
また眠りにつく気分にはなれず
起き上がると
隣にはまだ眠る純也くんがいる。
「はぁ…………………」
思わず漏れたため息が
思っていたよりも重いものだった事に少し驚く。
シャワーを浴びて
コーヒーを淹れる。
昨夜は遂に
純也くんからの誘いを断ってしまった。
こんな事はもちろん初めてで
どうやって純也くんと顔を合わせたら良いのかわからなくて。
明日から純也くんが入社式を迎える。
この事には正直ほっとしていた。
距離を置いて
お互いを見つめ直す
きっかけになるかもしれない。
もうわからなくて。
からだの反応がこころと同じものなのか。
愛ってなんだろう?
この疑問は未だ解けないまま。
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