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このことから紗矢香とカフェには滅多に来ない。
けどランチタイムのファミレスは家族でごった返していたので長話には向きそうもなかった。
そこで落ち着いたこのカフェを。
話の大筋はファミレスを出てからここに着くまでに話し終わっている。
セフレのような、
からだの関係もすべて。
「―――で、
彼とは今後どうしたいの?」
「どうって……困ってるのは終わり方だけなんだけど?」
もう純也くんに未練はない。
彼への執着はどうやら性への欲求でしかなかったみたい。
そんなもの、
私にあるとは思いもしなかった。
「はぁー……
初恋もまだ
付き合ったこともないのに、
れなってば別れ方を教えて欲しいってなんなのよー!」
「しー!!
……ちょっと声大きいからっ」
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