第二章・・結局、イケメンは強い。

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   「・・・・・て」  どこかで、僕を呼ぶ声がする。    「・・・・きて」  あぁそうか、君は・・・      「・・・ほら、起きて?」      「君は・・・隣に住んでる幼なじ「んなわけあるか早く起きろっ!!」ゲフッ!!!」    腹にありえない衝撃を受けて目を開けると、セーラー服の白さと薄い胸が見えた。    「朝っぱらから何寝ぼけたこと言ってんのよ・・・」  この高校生男児の夢みたいな起こし方をしてくれたこのつるぺた美少女は神居 琴音(かむい ことね)。    「兄さん幼なじみどころか女友達片手の指より少ないじゃない」        ・・・・・妹である。  幼馴染ではない。  
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