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ある冬の日のまだ夜が明けきっていない朝のこと。
それはいつも通りに迎えた朝だった。
私が朝一番に起きて目をやるのは携帯電話だ。
携帯電話の片隅がピカピカ光っていないか、
それを確認するのだ。
私はいつも子どもたちに叱られている。
「お母さんにメールしたのに、
何も返事が来ない」・・・
子どもたちはいつもふくれっ面だ。
そして、最近ではもう諦めかけてくれている。
お母さんは携帯、
いや電子機器というもの全てが苦手なんだと、
もうそういう認識を持ってくれている。
だからしようがないんだ、
私たちが諦めるか、
根気よくお母さんと
付き合うしかないんだと・・・。
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