第1章  私の朝

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それでも、中途半端に几帳面でもある私は、 朝起きたら早くに 済ませなければならない用事を 一通り済ませなければ、 光の相手元を確認する余裕はない。 まずは、顔を洗って、 歯磨きもしなければならない。 そして、次はいつものように 朝ごはんを作り、 洗濯機を回し、 コーヒーを1杯片手にしなければ、 電話かメールを送ってきた相手が誰なのかを 確認する気にもならないのだ。 いつもやっていることを、 いつも通りに済ませなければ 落ち着かない私の性分が 相手を待ちくたびれさせていることなど 思いもつかない・・・
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